複数事業者が共同でまちづくりを検討する際に、高品質な完成イメージを共有することで、短期間での合意形成をはかることができます。Virtual Reality System(VR)はデザイン要素の切り替え検討などが可能なため、都市型の複合開発設計プラットフォームとして効果を発揮します。Tsunashima SSTでは構想段階から実施設計まで、プロジェクトの各フェーズにおいて活用しています。
VRは、これまでの開発事業で各フェーズごとに作り分けていた平面図、立体模型、CGデータなどの情報を、3Dデータとして一元化して表現できます。また、普段まちを見ているのと同様の歩く視線や、上空から全体を見下ろす俯瞰の視線から、自由な動きでまちの様子を把握することも可能です。さらに、色や形、位置、高さや広さなど、まちの景観の印象を決めるデザイン要素について、複数の選択肢を登録して簡単に切り替え、比較検討することができます。

